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フランス語の形容詞の男性形と女性形
フランス語のすべての形容詞は、男性形と女性形をもちます。これは、名詞の性に形容詞の性を合わせなければならないからです(性の一致)。
- 原則としては、男性形に女性語尾「-e」をつけると女性形になります。
- 但し、男性形が「-e」で終わっている場合には、重ねて「-e」をつけません(無変化)。
以上が、形容詞の性の変化の原則です。
しかし、上記の原則には無数の例外があるため、この原則は原則としてほとんど役に立ちません。
ですから、形容詞の男性形と女性形は、ともにそのまま記憶してしまうのがベストです。一応、例外に関する法則はありますが(下記)、法則というには数が多すぎますので余り役に立ちません。また、法則に頼っていると、咄嗟のときに一瞬考えないと出てこないということになりますが、それでは語学は役に立ちません。
したがって、形容詞については、抽象的な法則を覚えるのではなく、男性形と女性形の具体的なかたちを覚えましょう。そもそも、頻繁に使用する形容詞の数は高が知れていますので、全部覚えるといっても大したことありません。
ただ、この法則は整理のためには便利ですので、ここでは形容詞を整理するために使用します。左側が男性形、右側が女性形です。
- -an / -anne
- -anc / -anche
- -c / -que
- -c / -cque
- -eil / -eille
- -el / -elle
- -en / -enne
- -et / -ète
- -et / -ette
- -er / -ère
- -eur / -euse
- -eur / -eresse
- -f / -ve
- -g / -gue
- -gu / -guë
- -il / -ille
- -in / -igne
- -ol / -olle
- -on / -onne
- -ot / -otte
- -s / -ce
- -s / -sse
- -teur / -trice
- -x / -ce
- -x / -se
- -x / -sse
- 特殊なもの
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