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発音と正書法
フランス語の発音は難しいといわれていますし、実際にも難しいと思います。その原因として思い当たるのは、
- 発音と正書法(綴り方)の間に乖離があること
- 母音の数が多いこと
- 語末の子音字の無音化・アンシェヌマン・半母音・鼻母音・リエゾン・エリジオンといったさまざまな現象が起こること
の3つです。
このうち、最初の2つについては、発音と正書法の関係を一つ一つ丁寧に覚えていくことが処方箋になります。したがって、このサイトでも、発音と正書法の関係を体系的に分かりやすくお伝えしていきます。
次に、3つ目の点についてですが、何だかさまざまな現象が起こるので混乱しそうですが、一つの根本原理を覚えておけば、これらの現象はすべてその根本原理のために存在していることが分かると思います。その根本原理というのは、
「子音+単母音」+「子音+単母音」+「子音+単母音」+・・・・というのが、フランス語のリズムである
ということです。このことさえしっかりと覚えておけば、個々の現象はその応用事例であるということが分かるでしょう。
それでは、一つ一つ学んでいきましょう。
- 母音
- 子音
- 語末の子音字の無音化
- アンシェヌマン
- 半母音
- 鼻母音
- リエゾン
- エリジヨン
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