前のページ:単数形と複数形が全然違う形となる形容詞
フランス語の形容詞の比較級
フランス語の形容詞の比較級には、次の3種類があります。
- 優等比較級:「~よりも~だ」という場合の形。
- 同等比較級:「~と同じくらい~だ」という場合の形。
- 劣等比較級:「~ほど~でない」という場合の形。
形容詞の変化形は次の通りとなります:
- 優等比較級:plus+原級
- 同等比較級:aussi+原級
- 劣等比較級:moins+原級
いずれの場合についても、接続詞「que」により比較対象を示します。例えば:
- Généralement, les japonais sont plus travailleurs que les français.
一般的にいって、日本人はフランス人よりも働き者である。(余談になりますが、フランスでは社会党政権によって導入された週35時間労働制が経済の足枷となっており、サルコジ大統領がその廃止を主張しています。)
但し、次の3つの形容詞については、「plus+原級」とは異なる優等比較級をももちます:
- bon / bonne => meilleur / meilleure
- 〔ボン/ボンヌ=>メユル〕良い、善い(全般的にこの比較級を使用する)。
- mauvais / mauvaise => pire (m./f.)
- 〔モヴェ/モヴェズ=>ピル〕悪い(抽象的なものに係る場合にこの比較級を使用する)。
- petit / petite => moindre (m./f.)
- 〔プティ/プティット=>ムワンドル〕小さい(抽象的なものに係る場合に文章語でこの比較級を使用する)。
|