前のページ:能動態条件法完了時制の活用
能動態命令法現在時制の活用
フランス語の命令法は、2人称単数・複数と1人称複数にしか活用しません。2人称は「~しなさい」「~してください」という命令を表し、1人称複数は「~しよう」「~しましょう」という勧誘を表します。
ラテン語にはあった命令法の3人称の形は、フランス語にはありません。但し、これは第三者に対する命令表現がなくなったというわけではなく、「Que+主語+接続法定動詞!」で第三者への命令を表現できます。もっとも、ラテン語の命令法3人称とは用法が若干異なります(ラテン語では法令の文章によく用いられるが、フランス語ではそういう使われ方はしない)。
基本的には直説法現在時制とよく似ていて、特に複数ではほとんどの場合で直説法現在時制と同形になります(そうならないものも若干あります)。また、2人称単数では、直説法現在時制と同形となるもの、直説法現在時制の形から末尾のsを除いたもの、それ以外の形となるものの3種類があります。
- 最重要不規則動詞の活用
- être
- avoir
- aller
- venir
- vouloir
- pouvoir
- savoir
- devoir
- faire
- dire
- prendre
- 第一群規則活用:不定形の末尾がとなる動詞は、「aller」を除き、すべてこの活用をします。
- 第二群規則活用
- その他の不規則活用
|